本日も続投です。
少しさかのぼりますが…
GWスタートの4/28(土)はアルバム大使養成講座でした!
今回も、おひるねアート講師の方、撮影業に携わっておられる方、アルバムカフェ体験をされた方、お友達の家でアルバムカフェ作品をご覧になられた方…それぞれの想いを胸に、岡崎市、豊橋市、四日市市、名古屋市と遠方から、タクミカメラまでお越し下さいました!
アルバム大使養成講座とは…
「アルバム大使」は富士フイルムイメージングシステムズ株式会社が認定する、写真アルバム作りの楽しさを伝える講師資格です。先月、全国のアルバム大使の総人数が5,000人を超えました認定後も開催やステップアップへのフォローがあり、子育て中のママも多く活躍しています。
アルバム大使の役割は…
みんなで集まり気軽に楽しく、素敵なアルバム作りを行なえる「アルバムカフェ」活動に共感し、アルバムカフェの場作りをするガイドのような存在が「アルバム大使」です。
核家族化がどんどん進む現代において、最近人と人との繋がりや、地域との繋がりがとても大切で価値のあることだということが見直されてきています。
アルバムカフェのワークショップは、地域で人と人とを繋ぐコミュニティ形成として有効であると経済産業省からも認められ、活動開始とほぼ同時に同省のソーシャルネットワークアワードに選定されているとのこと。
私も2011年の冬から自宅スペースでママ達との手作り年賀状作りからスタートして、2012年春からはタクミカメラを引継いだこともあり、店の小さな机でぽつぽつとアルバム作り隊を開催。2012年秋にアルバム大使に認定して頂き、2013年2月からタクミカメラにて養成講座を月に1回開催し続け、気づけば6年目に突入。この5年間を振り返ってみると、いろんな方とご一緒にアルバム作りをさせて頂く中で、素敵な出会いに恵まれてきたなぁとつくづく感じます。
そして、写真屋のおばちゃん+α臨床心理士としての観点からも、アルバムカフェは、ただアルバムを作っているだけではないなと感じることが多かったこの5年間。アルバムカフェ活動について日頃私が感じてきたことを再度書き綴ってみます。
アルバムカフェでは…
もちろんアルバム作りがメインなので、当店の場合は、ご参加頂いた方それぞれにあった写真整理の方法をご一緒に考えるところから始り、アルバム作りのちょっとしたコツやアイデアをお伝えしています。
でもアルバムカフェはそれだけでは終わらない!
アルバムを作りながら話すちょっとしたことが育児に役立つかも
アルバムを作りながら、おしゃべりも愉しんでます。かなり(笑)。
例えば…
いい小児科ないかなぁ…?
→参加メンバーが行っている病院が実際どうかダイレクトに聞ける。
幼稚園どこにしようか迷っているのぉ…
→参加メンバーが実際に通っている幼稚園情報がゲットできる。
トイレットトレーニングどうしたらいいの…?
→うちはこうだったよ~なんて具体例が聞ける。
などなど、参加メンバーによって、その都度いろんな話の展開も変わりますが…
その時々のちょっとした悩み事、ちょっとした愚痴、知りたい情報など、ちょっとしたことを話す場があることの大切さ。
そして、日々のちょっとしたことを「わかる~」「ある!ある!」と共感しながら聴いてくれる人がいて、さらには地域の新たな情報まで得られるというお土産付き!
昔は近所のおばちゃんに話していたんでしょうが、今は隣に住む人は誰?って地域もあるのではないかと…。
確かにアルバムカフェ活動は地域で人と人とを繋ぐコミュニティ形成として有効だと感じています。
それだけではまだまだ終わらない!
アルバム作りは気持ちの整理に繋がるかも
溜め込んでしまった大量のデータや写真を、アルバムに整理できること事態、かなり気持ちがスッキリされる方が多いように感じます。
また、アルバム作りをしているので、写真にまつわる楽しかったり、悲しかったり、怒れちゃったりするたくさんの思い出話もお伺いします。
アルバムを作りながら、写真整理をしながら、家族の思い出、家族の歴史を振り返り、思い出に想いを重ねてアルバムを作っていく、アルバムを作りながら同時に気持ちの整理もされているように思います。
写真デコレーションは単に愉しいだけじゃない!これまた心の整理に繋がるかも
アルバムや写真ギフトを作る中で、皆さんお好みのデコ素材を使って、デコレーションを愉しまれています。アルバムの1ページをどの写真を使ってどのようにまとめようかな?ここにはこれをデコしようかな?という作業は時にめんどくさくもあり、はまるとかなり愉しくもある作業ですよね。
心理療法の中に、コラージュ療法や箱庭療法という心の整理や癒しを促す療法がいろいろあるのですが、アルバム作りって、これらの療法にとても通じるところがあるなぁと思っています。
その場にある写真とデコ素材を使って、自分の好きなように1作品作る作業。
人は何かを「作る」という作業を通して自己表現をしているものです。
一番分かりわかりやすい例が、タクミカメラで人気の「手作り年賀状作り」。同じデコ素材を用意しても、仕上がる年賀状は1つとして同じものがないんです。びっくりするぐらいお1人お1人違う作品に仕上げられます。なぜならそれは作る人が違うから。面白いくらい個性が出ますよね。
自分の手先と自分の感覚を使って何かを「作る」こと。
作ることにより表現されたものを客観的に自分で「見返す」こと。
さらには参加メンバーみんなで「見る」そして「共有」すること。
さらにさらに「ステキ~!」「ナイスアイデア!」などなど「共感」してもらうこと。
この一連の流れ、「作る」ことによる「自己表現」→表現したものを「見る」ことによる「自己受容」→それを見守るメンバーによる「共感」と「受容」により、知らず知らずのうちに、「心の整理」と「癒し」の作業がすすむ場であるなぁと感じています。
アルバムは家族のコミュニケーションを促すかも
仕上がったアルバムを家庭に持ち帰って家族で見るあたたかい時間の大切さ。
撮った写真をデータのままではなく、手にとっていつでも見れるカタチにしておくことで、ふとした時々に写真をながめ、家族で話をする機会が増えたと言われる方が多いです。
子どもは自分大好きなので、ママが作ったアルバムは必ず見ます
すみずみまでじっくり見ます
何度も見ます
うちの子の場合、1歳過ぎから2歳、3歳と繰り返し繰り返し絵本のように何度も見て、小学1年生になった今も見返してくれています。お友達が遊びに来ると、店に置いてあるアルバムを結構じっくり見てくれて「ママ私にも作ってよ!」なんて言う子も自分のアルバムが欲しいと思う子は多いように感じています。
小学6年になった長男は最近繰り返し見ることはしなくなりましたが、年に一度のアルバムを愉しみにはしてくれているようです。
アルバムを一緒に見ることはお子さんの心の成長にも役立つかも
皆さんは3歳以下の自分の記憶ってどれくらいありますか?
乳幼児期の記憶は「あの頃は○○だったなぁ」と自分自身で思い返すことはなかなか難しく、周囲の家族から「あなたが生まれた時は○○だったのよ~」と伝えられることで、蓄えられていくことが多いように思います。
そんな「あなたが生まれた時は…」という話に、写真やアルバムが一緒に添えられることで、よりリアルに自分がどんな風にこの世に生まれて、どんな風に家族に迎え入れられたのかが分かるんじゃないかなと。
母親の胸に抱かれた生まれたばかりの自分…
赤ちゃんの自分を見つめる兄の笑顔…
自分をとりまく家族の写真を見るだけで、自分の誕生をみんなが喜んでくれていた!自分はみんなに受け入れられてこの世に生まれてきたことを、より実感的に感じることができるんじゃないかと。
小さい頃にこの感覚をしっかり持つことが、心の成長にとってもとっても大事なことだなと、いろんな方のお話を伺う中で痛感しています。
子どもが大きくなるにつれ、反抗期なんかもあり、親子の会話も減り、「どうせ私なんて…」「お父さんもお母さんも私のこと嫌いなんでしょ!」みたいな時期がきたときに、会話がなくても、言葉がなくても、母親の胸に抱かれる赤ちゃんだった頃の写真、誕生日をお祝いしてもらっている自分の写真を見返すことができれば、それは大きな力になってくれるのではないかなと…。
思いつくまま、感じていたことをずら~っと書いてしまいましたが(^^;)
とにかく、アルバムカフェは人にも、家族にも、地域にも、素敵な効果をもたらす活動だと思っています。
ということで、改めまして…
皆さんもアルバム作りの楽しさを伝える「アルバム大使」の仲間に入りませんか?
アルバム作りの好きな方
写真が好きな方
アルバム作りの楽しさを拡げたい方
人と人とを繋いでいく場作りがしたい方
アルバムカフェのアルバム作りは高い技術や特別な資格は必要ありません。
純粋に写真が好き、アルバム作りに興味があるという方なら、どなたでも受講できます。
全国のアルバム大使養成講座スケジュールはこちら→http://www.album-cafe.jp/taishi/schedule.html
出張アルバムカフェ、出張アルバム大使養成講座も承ります。
受講したいけど、家が遠くて受講しにくい。
地域の子ども会、幼稚園、PTAの集まりなどでアルバムカフェを体験してみたい。
会社の社員研修にアルバムカフェを取り入れたい。
などなど、ご相談のある方は、タクミカメラ鈴木貴美子アルバム大使マスター講師まで、電話052-971-3276か、HPお問合せまでお気軽にお問い合わせくださいませ
◇◇今後のアルバム大使養成講座の日程◇◇
2018/5/26(土) 14:30~17:00